軽井沢で別荘を上手に売却する方法? その1

◆軽井沢で別荘を上手に売却する方法?
これから、何回かに渡って軽井沢での不動産、特に中古戸建の別荘を売却するための最善策を連載してアドバイスできればと思います。 

■■■ 軽井沢で別荘を上手に売却する方法? その1 ■■■

別荘や不動産を売却したい場合、不動産会社にお願いするのですが、
売却を依頼するために契約をします。媒介契約といいます。
その媒介契約には3種類あります。
当社は、3の一般媒介契約をお勧めします。
まずは3種類の説明です。

1.専属専任媒介契約
売主さんが不動産会社1社のみと契約します。
他の不動産会社に依頼することはできません。
仮に売主さんがご自身で購入したい友達等を見つけても、その会社を通して仲介手数料を支払う必要が出てきます。
レインズ(※)に登録しなければなりません。
1週間に1回以上の業務報告が必要です。

2.専任媒介契約
前記の専属とほぼ同じです。
違いは、売主さんがご自身で購入したい友達等を見つけた場合、その会社を通す必要がありません。
2週間に1回以上の業務報告になります。

3.一般媒介契約
他の複数の不動産会社に売却を依頼することができます。
レインズに登録する必要はありません。(もちろん登録することもでき、任意です。)
業務報告の義務がありません。

※「レインズ(REINS)」
国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているコンピューターネットワークシステムです。
不動産会社は自由に閲覧できますが、一般の方はアクセスしてご覧いただけません。
より多くの不動産仲介会社に物件を見つけてもらうことができ、買主を早く見つけられます。

1の専属専任や2の専任を依頼しない方がよいのは、営業マンによる囲い込みです。
レインズに登録しているから、大丈夫かと思うのは間違いです。
(ここから筆者の個人的な主観も入りますが。)
複数の営業マンが在籍する比較的大きな不動産会社の営業マンは、給与が歩合制であり、成約のノルマがあります。
他社が買主を見つけてしまうと、手数料が売主側のみの半分(いわゆる片手)になります。
当然に営業マンは、売主と買主の両方(いわゆる両手)から手数料をもらいたいのです。

例えば、ある不動産会社がレインズを見て、専任を取った会社に
「この物件、案内していいですか? 詳細の情報をください。」と電話してみましょう。
すると話しが入ってもいないにもかかわらず、
「契約の準備中です」「申込みが入ってます」「商談中です」
「担当が外出してます(その後、返信なし)」「担当は本日お休みです(その後、連絡なし)」
などと適当な理由を断ってくるのです。

レインズに情報登録をしないと宅地建物取引業法違反です。
よって登録だけは形式的に行います。
しかし、金額に値ごろ感(安価)があり、物件が築浅だったりすると、自力で時間をかけても売却したいので、他の不動産会社からの問い合わせにはうまく回避する方が本当にいるのです。
軽井沢でもそのような会社がありますのでご注意ください。

以上のことから、まずは信頼できる不動産会社を見つけることが、
売却する第一歩であると考えます。

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