旧朝吹山荘「睡鳩荘(すいきゅうそう)」

大正6年から軽井沢の愛宕山に別荘を持っていた朝吹常吉(元 三越社長、元 帝国生命社長)氏が昭和6年、W・M・ヴォーリズへ設計を依頼し、別荘を新たに建築しました。そしてこの別荘を睡鳩荘(すいきゅうそう)と名付けました。この別荘は2階建てで、鉄筋コンクリート造りの地下があります。1階部分の外壁は羽目板張り、2階部分の外壁は菱形のレリーフが施されてます。白色の手すりと暖炉の長い煙突が外観のアクセントになっています。
屋根は凍害に強いといわれる塩焼瓦で、ヴォーリズ建築独特の和洋折衷の風格が漂います。
1階のリビングダイニングスペースは、当時の雰囲気が残されていて見学できます。
大きな暖炉、太い梁、軽井沢彫の家具棚、フランスで購入したカーテン、駐日フランス大使館の外交官から譲り受けた赤い絨毯など、現在の軽井沢別荘建築と比較しても引けを取らない、上質なサロンです。
この建物はその後、長女の朝吹登水子(作家・フランス文学者)さんのが別荘として長く使用しました。没後、平成20年に遺族から譲り受けた軽井沢タリアセンが湖畔に移築。国の登録有形文化財になっています。

軽井沢タリアセン内
住所:長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉217(軽井沢タリアセン内)
開館時間:午前9時~午後5時
入園料:大人[高校生以上]:800円、小人[小学生以上]:400円
入館料:企画展示は有料。貸切り使用あり。
団体:20名以上は1割引 団体100名以上は2割引
■連絡先:tel.0267-46-6161、fax.0267-45-3663
■休館日:不定期。冬季休館あり。