脇田美術館

脇田美術館は、旧軽井沢(軽井沢町軽井沢旧道)に佇む美術館です。軽井沢ニューアート美術館から近く、軽井沢駅から徒歩20分くらいの距離にあります。
洋画家の脇田和氏(わきた かず 1908年~2005年)の80年におよぶ画業を伝えるため、1991年に開館されました。
美術館の基本設計は脇田自身が手掛けて、曲線美の近代建物で2階廊下でつなぐなど独創性の建物です。施工は鹿島建設でした。
館内の隅々には脇田和氏の油彩、素描、版画などの多数の作品を展示しています。
またピアノが常設されており、不定期に音楽会やリサイタルなどのイベントも催されているのが特徴です。他にも建築ワークショップなど様々なアートの形を提唱し、芸術の交流・発信の拠点として活動を続けています。

美術館の中庭には、脇田和氏のアトリエ兼別荘「脇田和アトリエ山荘」が現存してます。
1970年に脇田和の友人で、日本のモダニズムの巨匠である吉村順三氏の設計により建てられました。2021年2月に登録有形文化財に登録されてます。この建物は現在使われておらず、入室できませんが、不定期に秋頃、有料・予約制にて一般公開されています。

外観入口。奥に数台ですが駐車場があります。

中庭に別荘兼アトリエ、周りを囲って脇田美術館。
吉村順三氏設計の別荘兼アトリエ

【脇田美術館】
住所:389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢旧道1570-4
電話:0267-42-2639
開館期間:6月から11月まで
開館時間:10時から17時まで (夏季は18時/入館は閉館30分前まで)
休館日:無休(臨時休館あり)
入場料金:一般1000円、大高生600円、中学生以下無料(20名以上は100円引き)